誰でも今すぐ実践できる!住宅の価値をグッと上げる5つの方法
一軒の家を所有するということは、単なる感情的な経験ではありません。この財産の価値が成長していくかどうかは、その家が位置するコミュニティ、地域の住宅需要、全体的な経済状況など、さまざまな外的要因に影響を受けます。しかし一方で、家の所有者自身ができることもあります。家の魅力を高め、より高い販売価格に値するようなリフォームや改造を行うことで、時間をかけて家の価値を上げることは可能なのです。
すぐに家を売却する予定がある場合であっても、単に住宅投資の価値を高め続けたい場合であっても、家の価値を上げる方法はいくつかあります。ここでは、家を売却するときに役立つような、試行錯誤の末の戦術を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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表面的な仕上げを変える
表面的な仕上げを変更することは、大規模なリフォームやアップグレードよりも、購入者に大きなメリットをもたらします。たとえばペンキの塗り直しなど、表面的な仕上げの変更は安価な費用だけで済むので、多くの不動産ブローカーもこの方法に賛同しています。一部の専門家によると、家全体を新しいペンキに塗り替えると、売却価格が最大5%向上する場合があるそうです。ペンキ塗りの他にも、古くなった照明器具の交換や玄関ドアの交換など、ちょっとした改善をすれば、効率よく家の価値を上げられるかもしれません。
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省エネ設備を整える
エネルギー効率を改善すると、自分が所有する家に住んでいる間、光熱費が下がります。家を売却する際にも、この点を購入者にアピールすることができるでしょう。家の所有者として光熱費を節約するためにも、エネルギー効率の高い設備を探している購入者は多いですからね。現在、所有している物件に、大量のエネルギーを消費する機器や、内装を古くする旧式の家電製品がある場合は、低コストで最新の機器に交換し、少しのアップグレードをするだけでも、より高い価格で売却することができるかもしれません。
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カーブアピールをする
不動産業界用語「カーブアピール」とは、建物の外観の第一印象をよくすることを指します。たとえば、新しい植物や新鮮なマルチングなど、簡単なガーデニング要素を導入するだけで、家の見た目を改善するのに役立つかもしれません。こうしたアップグレードは安価であり、ほとんどの場合、業者を呼ばずに自分で行うことができます。また、外観の第一印象は、潜在的な購入者だけでなく、鑑定士にも大きな影響を与えるということを覚えておきましょう。
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キッチンとバスルームに投資する
多くの不動産専門家によると、キッチンとバスルームこそが、家が売れるかどうかのポイントであると述べています。そのため、キッチンとバスルームのリフォームは、投資に対する100%以上のリターンを得ることができます。しかも、選択した仕上げの材料や、自分で行うことをいとわない作業の量、そして、現在の状態よりもどの程度アップグレードさせるかによって、このリターン率の数字はさらに高くなる可能性があります。
もしリノベーションに投じる予算に余裕があるならば、キッチンあるいはバスルームを改修しましょう。これこそが家の資産価値を最大に高める方法です。
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地下室や手つかずのスペースを完成させる
家の公正な市場価値を判定する際、完成したスペースの面積は重要なポイントになります。大規模なリフォームを望んでいない場合であっても、たとえば、乾式壁を立てたり、カーペットを敷いたりといった、シンプルな変更を行うだけで、手つかずのスペースを最大限に活用し、有用な部屋の面積を増やすことができます。このように、完成した部屋の面積を広げることによって、住宅としての価値が上がるかもしれません。